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風景

2015.02.06 19:00

【時間旅行】甲子園球場

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「球児の夢が詰まったスタジアム」

今も昔も野球経験のある方なら一度は憧れる“甲子園の地”。
映画「KANO」でも選手たちが遅れてなだれ込んできたシーンで、その大きさに驚いていましたね。

甲子園球場は1924年、日本初の本格的な野球場として誕生しました。
今と昔、2枚の写真を比べてみると、現在もほとんど変わらない姿を残しています。
それでは、そんな開設当時の甲子園へとタイムスリップ!

まず、驚くこと。それはあの巨大な球場を、約90年前にわずか4か月半で完成させたのです!
その要因は
①    豊富な労働力(労働基準報などの法制度がなく、安い労働力をたくさん確保することが可能だった)
②    立地環境(建設場所が原野のため、騒音などを気にせず昼夜を問わずに作業ができた)
③    空梅雨(工事の時期には日本の梅雨本番、6・7月に山場を迎えたのにもかかわらず、雨で工事作業が中止になったのが9日のみだった)
だと言われています。

そして、当時の人々の話題をさらったのは、「カレーライス」「コーヒー」でした。
当時まだ日本ではカレールーが発売されていなかったため、カレーライスは今のような国民食ではありませんでした。そしてコーヒーも一般的ではなく、その新しい味を求めて球場の食堂に押しかけたのです。ちなみに価格はセットで30銭でした(今の700円程度)。




甲子園の象徴でもある外壁のツタは創設時にはなく、1924年の12月にコンクリートのままだと安価に見えてしまうと言う理由から、植えられることになりました。イメージはヨーロッパの古城にヒントを得たのだそうです。



また、インフラの部分でも甲子園には売りがありました。それは最新の水洗トイレ。当時はとても珍しく、トイレを使うためにわざわざ球場に行く方もいたのだとか。
完成から7年後、「KANO」の選手たちが甲子園に出場した時も、水洗トイレに驚いたりしたのでしょうか?
何だかそのシーンも見てみたい気がしますね!